10秒で分かった気になる
あらすじ
-
お殿様の護衛でありながら、その命を守れなかった主人公
-
名誉ある死は望めない
-
冷酷なおじさまたちから仇討ちを命ぜられる
-
その仇を探して方々を巡るが、ひとりも見つからない
-
そのまま13年の月日が流れ、江戸から明治へと時代が移り変わる
-
その中で、彼に仇討ちを命じた彦根藩が亡くなる
-
仇討ちの相手たちも、時の流れで天寿を全うする
-
それでも13年前の命令を果たすため、主人公は律儀に残りの仇を探し続けた
-
そしてある日、ようやく有力な情報を耳にする
-
その仇の最後の生き残りは、名を変え、主人公と同様に新時代を彷徨い歩いていた
「若気の至りで手にかけちまったお人の一文字を頂戴いたしやした」
映画「柘榴坂の仇討」より佐橋十兵衛(直吉)の台詞
世間の評価
Amazon 4/5
Filmarks 3.5/5
映画.com 3.5/5
yahoo映画 3.7/5
2020.8.14現在
みどころ!
- 広末涼子の良妻ぶり
- ふたりの男を縛るものと、それが解けていく瞬間
- 爽やかな余韻の残るエンディング
こんな人におすすめ!
- 原作を読んだ人
- 時代劇が好きな人
- ミキプルーンが好きな人
個人的な感想
宙ぶらりんのまま、新しい時代を生きている二人の男が、ぽつりぽつりと言葉を交わしていくシーンが、とても良かったです。静かなシーンでしたが、止まっていた時間が、がたがたと動き出しいくかのようで、気付けばボロボロと泣かされていました。