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武士の一分(2006年公開)

10秒で分かった気になる
あらすじ

①主人公は、お殿様の毒味役を務める侍

②ある日、つぶ貝の毒にあたって体調を崩す

③何とか意識は取り戻すが、失明してしまう

④暗闇の世界に当初は取り乱すが、妻の献身的な支えで平静を取り戻す

⑤しかし、この素晴らしい妻が、どうやら上司と浮気をしている模様

⑥よくよく聞いてみると「役立たずの夫をクビにするぞ」と脅されたらしい

⑦しかし労災は認定されていて、クビになる可能性は元々なかった

⑧妻は騙され、弄ばれたのである

⑨主人公は激怒し、妻に離婚を言い渡す

⑩また、ズタズタにされた「武士の一分」のため、間男に果たし合いを挑む

「何も知らないほう阿保の方が良かったのか……いや、そうではねえ」

三村新之丞

みどころ! 

・勝ち目のない戦いに挑む盲目の剣士
・キムタクが本当にカッコいい!
・日常、特に食事のシーンが美しいです。
・必殺剣「武士の一分」

こんな人におすすめ!

・キムタクが主演の映画なんて…という人
・時代劇に華を求めている人
・金麦が好きな人

個人的な感想

山田洋次監督による『たそがれ清兵衛』『隠し剣鬼の爪』と並ぶ、「時代劇三部作」です。藤沢周平原作の映画作品にハズレはないとは思いつつも、よりにもよってなんで主演が月9男なんだと、視聴前の心中は穏やかじゃありませんでしたが、まったくの杞憂でした。特に目が見えなくなって以降の、感情を押し殺すような演技は真に迫っていました。全二作の主人公は作品の世界観にうまく溶け込んでいましたが、本作の主人公は良い意味で目を惹きます。なんだかんだ言っても、やっぱり格好いいですよね。

ところで「武士の一分」という言葉の意味は、侍が命をかけて守らなければならない名誉や面目、だそうです。メンツのために浮気した女房と離婚し、自身を馬鹿にしてくれた上役を殺しにいく、というのが作中で語られる主人公の「武士の一分」です。
これだけ聞くと、なんとなく釈然としませんし、主人公の怒りは、もっとシンプルな言葉で説明ができそうな気がして、途中、違和感がしました。しかし本作のキーワードは間違いなく「武士の一分」であり、視聴後、すごく皮肉の利いたタイトルだと思いました。興味のある方は、ぜひ一度ご覧になってください。

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